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第8回MBAキャリアデザインセミナー
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2010/4/7
「第8回MBAキャリアデザインセミナー」開催報告
平成22年4月7日(水)「NPO法人MBAキャリアデザイン研究所」主催「第8回MBAキャリアデザインセミナー」が、ダイヤモンド社石山記念ホールで開催されました。
今回は、株式会社リアルディア代表取締役社長 前刀禎明氏をお招きし、「Self-Innovation & Challenge‐感性の時代における新たな価値創造」というテーマで、ご講演頂きました。リズミカルな音楽と共に始まったその講演は、超一流のマーケッターの名に相応しく、米国で鍛え抜かれたお手本の様なわくわくする様なプレゼンテーション、随処に遊び心を散りばめた、内容も盛りだくさんのものでした。
先ずは、21世紀感性の時代に求められる能力とは、Self-Innovationであり、継続的に自分自身を成長させる力、自己革新の力となり、Creative Intelligenceを持つ事によってCreativityを向上させ、ゆくゆくはCreative Innovator、これからの時代を創造し、リーダーシップを発揮できる。これをビジネスの世界に置き換えると、Creative Classという。元ゴア副大統領の主席スピーチライターであったダニエル・ピンク氏によれば、これからはMBAよりMFA(Master of Fine Arts)の時代、「クリエィティブ階級」が経済発展のカギを握っている。
こういった「コンセプトの時代」には6つの感性(デザイン・物語・全体の調和・共感・遊び心・生きがい)が求められ、今迄以上に、右脳ももっと有効に使っていくことがこれからは大事であるという。問題解決能力や意思決定に重きを置くMBAの教育方法以上に、問題発見力や知覚力等右脳をもっと使う事が、実際のビジネスシーンでは求められているとハーバードビジネスレビューの論文にもある。
また、人生における成功とは・・「自分の充実感に満ちた人生を懸命に送ること」である。その為に「独創的な仕事をして、永続的な影響を生み出せるということ」が大事である。「未知の問題に照らしても、あきらめずに逞しく探求し続ける力」「多様な考え、異なる価値観のせめぎあいの中、冷静に対処できる力」も同様に大切な事。 そして、不確実性の高い時代、論理思考だけでなく、感性アプローチもバランスとして求められている。21世紀に求められる人材とは?・・「自分の可能性を信じることが出来ること」「もう単に学んだり憶えたりの時代ではない」「何を学んだかではなく、これから何ができるか」という様に基準が変化しているという。
その後、ご自身のキャリアの紹介をされた。ソニー、ウォルトディズニー・ジャパン、AOLジャパン,その後、ライブドアを立ち上げ、ITのリーディングカンパニーとして活躍。ITバブルがはじけて、ライブドアは民事再生と営業譲渡のプレパッケ-ジを敢行し、結果当時のオン・ザ・エッジ(現ライブドア)へ譲渡。営業譲渡というのは、社員が機能し通常業務を続けられないと譲渡手続きも出来ないのだが、会社がなくなっちゃうのに、何事もないかのようにも物凄い勢いで皆、仕事をしており、当時の担当弁護士さんが前刀さんの求心力に驚いていたという。
そして、社員全員を再就職させることに全力を尽くし、最後の一人まで見届けた。その後、その実力を買われアップルからヘッドハントされ、マーケティングVP、アップルジャパンの代表として3年でそのブランドを復活させたが、自分のやりたいことをしたいとあっさりアップルを辞め、今の会社「リアルデイア」を起業し、活動を開始。その華やかな成功の経歴には、常に「人の心に深く突き刺さることを念頭においた「前刀流」のマーケティングの極意があった。
これまでの華麗なキャリアの軌跡とこれからやろうとしている事業について、熱く語って頂き、全く飽きさせないあっという間の1時間半でした。最後は、前刀氏の一番好きな言葉、「明日の自分には無限の可能性がある」で締め括られました。
講演後は、講師の前刀氏も交えての懇親会が行われ、名刺交換しながらの楽しい歓談の場が持たれました。今回、大変貴重なご講演を頂いた前刀氏には、この場をお借りして、深く感謝申し上げますと共に、今後の益々の繁栄とご成功を心からお祈り申し上げます。
「今回初めて参加させてもらいましたが、セミナー自体も無茶苦茶面白かったですし、懇親会のメンバーもナイスな方ばかりでした。(セミナーは期待はずれの場合が多い中、素晴らしいセミナーだったと思います。)」「今まで多くの人の講演を聴いたが、前刀さんの話は一番よかったかもしれません。有難うございました。」 「とても明日起こることが楽しみな気分になりました。」
等など、アンケート結果やその後の感想があり、主催者としても、大変有難く、嬉しく感じました。
次回からも、新たな企画を考え、皆さんと共に、ためになる且つ有意義な時間を共有していければと思っております。どうか今後共、宜しくお付き合い頂けます様、お願い申し上げます。
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