MBAホルダー100人の横顔 ―MBA修了後のキャリアの軌跡を追う―
MBAキャリアデザイン研究所
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マーケティング業務をきちんと学ぶ為に、KBSへ入学。
修了後は、専門性を活かしてマーケティングコンサルティング会社で活躍。
氏名 郡司 恭子
出身大学 青山学院大学
出身大学院 慶應義塾大学経営管理研究科(慶應ビジネススクール)
修了年 1997年
研究成果(修士論文等) マルチ・エンターティメント・ビジネス
勤務先・役職(修了前) 放送局
勤務先・役職(修了後) マーケティングコンサルティング会社
 
入学動機
もともと実家が自営でしたので、企業経営への関心はありました。また、学部卒業の時点でも、将来的にも何らかの学習は続けて生きたいとは思っていましたが、分野も方法も漠然としていました。
新卒で入社した配属先で、マーケティング業務に出会いました。非常に面白いなと思った一方で、体系的に経営について学びたいと思うようになりました。当時の上司がKBSを教えてくれましたのも、大きなきっかけとなります。教授陣が各ご専門の第一人者が多く、この教授陣の下で学びたいというのもKBSの入学動機の一つです。
 
在学時のエピソード
毎日、翌日のケースの予習や課題に追われている中で、夜中の2時、3時に同級生と電話をかけ合って助けあっていました。当時はダイヤルアップで接続して、メールのやり取りをしていたので、(ものすごく昔に聞こえるかもしれませんが、わずか10年前です!)、まだ電話の方が便利という時代です。同級生と話しながら、「みんながんばってるんだから」と非常に心強くかったものです。あんなに、勉強した時期はこれまでの人生で始めてでした。
 
学んだ事、得た事、失った事?
失った事はないと思います。得たものは、“人的ネットワーク”という財産です。KBSの同期はもちろん、先輩後輩や、 “MBA”という共通点を通じて、他校のホルダーの方と出会うことができました。これだけ幅広い業界で活躍されている人のネットワークは他には無いのではないでしょうか。業界について教えて頂いたり、ビジネスの相談をさせて頂いたりしています。
 
修了後の変化(考え方、キャリア、その他)
物事を多面的に捉えて、論理的に考えられるようになりました。KBSではケーススタディを通じて、活発なディスカッションが行われます。ケーススタディには一つの決まった回答がありませんし、多様なバックグラウンド(職務経験)を持つクラスメイトから、自分が思いもよらなかった意見が出されるのがだされます。それらが非常に新鮮であり、自身の思考の幅を広げるトレーニングになったと思います。
 
現況
マーケティングコンサルティング会社に勤務しています。実は、現在の会社の設立者兼社長は、KBS卒業後に入社した企業の元社長で、そういった縁もKBSに行ったからこそ得られた出会いだと思っています。
 
今後の目標
現在、携わっている業務である、企業間の“パートナーシップ・マネジメント”について、更に学んで行きたいと思っています。
機会があれば、大学等で研究をして、“パートナーシップ・マネジメント”をもっと世の中に浸透させることにチャレンジしたいと考えています。
 
 
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